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新宿西口の国際特許事務所の弁理士うめざわの特許業界事情ブログ

新宿西口で特許出願・商標登録を代理する弁理士が、特許事務所、弁理士試験について語るブログ、特許事務所で中小ベンチャー企業や個人事業者を中心に受ける弁理士が、企業や特許事務所勤務の経験に基づく、特許知的財産業界の様々な話を展開します

電子辞書と技術の飽和と高止まりの価格

はじめて電子辞書を使ったのは10数年前くらいだったと思うのですが、
それからだいぶたって、もう古いし仕事で使うからもっときちんと
したものを、と思って買ったら何だか反応速度が遅いんですね。
困ったなと思ったのですが、今はスマホタブレット端末で
ネット検索ができるので、そちらにシフトしがちになっていました。

しかしこの分野の製品ってだいぶ昔からあるはずなんですが、
全く発展することもなく、それでいて安くなることもなく、
一体どういう状態なのかと思います。

基本的に単語を入力して訳語が出てくればいいのに、
どうでもいい機能がやたら足されていて、そんなんだったら
安くしてくれればいいのにと商品を見ながら思います。

あと、カラーにする必要なんかないからモノクロで出してくれれば
いいのに、と店員に聞いてみたら、今はモノクロ液晶が
少数派になっていて、量産効果が出なくて却って高くなるとのこと。
バッテリーも昔に比べて持つようになってるから
モノクロにする意味合いが薄い、と言われてそれは
それで納得したのですが。
でも機能面でカラーにする意味はあまりないですよね。

技術の発展が止まった分野なのだから、他の技術分野のように、
仕様を標準化して量産効果で安くすればと思うのですが、
そういうことをやるのは海外勢であって、日本の会社はそんなこと
やらないですよね。パソコンOSでもスマホでも、まるで見てきた
かのように同じように日本企業は駆逐されてきました。

電子辞書の分野は言語が絡んでくることもあって、
海外勢にとって進出は困難なのかもしれません。
パソコンソフトの分野でも、多くがMSにあらされる中、
wordは言語の壁に跳ね返される時期が長かったように思います。
最終的には駆逐されましたが。
電子辞書はそもそもマーケットも小さいですし、
わざわざ参入するメリットも少ないように思われます。
電子辞書の大手にとっても、電子辞書は片手間の扱いのようです。

結局今はタブレットが普及してしまっているから、
電子辞書にする意味もどんどんなくなっていくのかもしれません。
自分は単機能端末をそれなりに使いたいと思うのですが、
価格面機能面で退化するなら選択肢から外れていきますね。

海外勢に太刀打ちできない日本勢、というニュースが出るたび、
愛国的に何するものぞといい気持ちになることもあるのですが、
日本企業だけでマーケットが占有されると、
こうやって消費者に還元されない無駄な進化を遂げる
傾向があるのだなと思うと、なんだか複雑な気持ちになります。

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