青本は分冊派かPDFを電子媒体で利用派か
ようやく最近青本の最新版
=工業所有権法(産業財産権法)逐条解説〔第20版〕が
公開なりました。まあ合格してからは特に待ち望む要素は
何一つないのではありますが、弁理士試験受験生に
とっては良くも悪くも出たのね、という状況です。
そんな中青本は、もはや現物自体いらない派、
というのを確認したので、そこについて触れてみます。
前提条件として、弁理士試験の受験生は
青本の中に記載される該当部分については
きちんと読み込む必要があります。
ここについてもレジュメを読めばいいのでは派
という分派もあるのですが、そこは原典を読め、
ということで邪道派であることは一応の結論が出ています。
一方で今はタブレット端末があるので、そこにデータを
入れて読んだ方が便利派というのが存在するわけです。
自分はと言うと、初受験の頃は青本PDFというのは
存在していなかったので、青本は現物という選択肢
しかありえませんでした。
かと言って分冊と言うのも、あまり安くはない専門書を
ばらすということで非常に抵抗があったのですね。
しかしゼミに持参するためにはやむを得ず、
最終的には分冊しました。
その後時を経て青本pdfというのが世に出るようになりました。
そして、タブレット端末も普及してきました。
ということでタブレットで利用する派というのが
増えてきたのですね。
自分はと言うと、まず中古のkindleを買ったのですね。
バックライトではない目に優しいというのがポイント
でした。電子媒体の文章を長い時間読むのは
非常によろしくないだろうということを勘案したときに、
電子ペーパーというのは良さげでした。
が、タッチパネルではなかったので操作性が悪かったのです。
見たいページを直ちに開けないストレスをおしながら
使っていましたが、晴れて故障してしまい、お蔵入りしました。
そんな訳で青本分冊に戻ってきました。
あとまあ書き込みができないのが痛いのです。
宮口先生のようにカラフルに塗りたくるということは
電子媒体ではどうなのだろうかというのがあります。
まあ今はもしかするとそういうツールがあるかもしれません。
その辺はよくわかりませんが、書き込みできなさそうな
感じはあります。
まあPDFのまま電子媒体で利用というのは
あまり便利ではなさそうな感じはあります。
青本というのは前から順番に読んでいく本では
ありませんからね。
その辺のストレスを感じずに読み込めるツールが
発達していくとしたら、電子媒体に優位性が
出てくるような気がします。その辺の発達状況が
分からないので言及はできないのですが、
自分が知る限りではまだ不便そうな気がします。
ただ自分的には電子出版物って、本の代替物と言う
イメージはあんまりないのですよね。
電子媒体は、パソコンで開かれるファイルであったり、
若しくはネットで検索されるウェブサイトのページ
に相当するようなものだと思っています。
電子出版物を購入する人の気が知れないのが本音で、
それならネットで検索してブログでも読めば
いいのではないかな?とか思ってしまいます。
そういうのをはるかに凌駕するような
あきらかにコンテンツ性が上回るような電子書籍
ってあるのかなあ等と言う疑問は正直あります。
あったとして、それを事前確認する手段は?
というもう1つの関門があります。
自分はベストセラー書籍と言うのを
全く信用していないのです。
過去には買ったことはありますが、ベストセラーとか
人が勧めた本が面白かったことは記憶にありません。
人が勧める=つまらないという固定観念すらできています。
自分は手に取って読んでみて、これ面白いね、
と思わない限り本を買うことはありません。
したがって通販で本を買うということもありません。
立ち読みができない電子書籍を買うなど
ということはありえないのです。
立ち読みという以上は例えば200ページの本なら
50ページ位は本屋で読みます。
それでおっ、と思うことでようやく購入に至るのです。
電子書籍がそのような流通態様を取りえない以上、
自分としては本は本屋で買う以外に現実的な
選択肢は存在しません。
まあ圧倒的に面白い電子書籍が出てくれば話は変わる
のでしょうけど、そうなったら現物書籍として
当然流通しますよね。
まあつらつらと書き連ねましたが、世の中には電子媒体に
夢見すぎな人が案外多く、いかがなものかと思っている、
今日この頃の私ではあります。