弁理士うめざわブログ

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識別番号付与請求書と近所のハンコやさん

弁理士としての開業手続の1つに識別番号付与請求と言うのがあります。
識別番号は各個人に与えられ、対庁出続を初めてする際には
手続を初めてする個人ごとに識別番号が割り振られます。
過去に手続をしたことがあればその識別番号が継続します。
その識別番号でもって各人を識別しているのですね。

弁理士の場合、識別番号は一般個人とは別の番号が割り振られます。
弁理士登録番号を含む数字になるのですね。
したがって、弁理士は識別番号をもっていなくても、
その数字が事前に予約されているともいえます。

したがって、弁理士の場合は、特許庁に対して
書面をもって識別番号付与請求書を提出して、
識別番号を取得しなければなりません。
そしてこの識別番号がないと、出願端末の設定ができません。

さて、この識別番号付与請求書には印鑑を捺印します。
おそらくどんなハンコでも良いのだと思います。
しかしこのハンコで登録されてしまうので、
弁理士たるもの職印、角印をもちたいのです。
そういう経緯から、印鑑を手配したときの話。

近くにハンコ屋がないかと調べたところ、
チェーン店があったのですが、作成まで時間がかかるようでした。
ウェブで受け付けているはんこ屋さんも多数ありますが、
店舗で注文、受け取りをしたいのでいかがしたものかと
そう思いきや、灯台下暗しで事務所のすぐそばにありました。
店の名前は「高峰堂本店」だそうです。

とりあえず電話してどれくらいでできるか聞いてみたところ、
「1時間くらいでできるよ」との返答。
「FAXの注文でもいいよ」とか言ってましたが、
建物出てすぐなのでとっとと注文しに行きました。
何列にするかとか旧字体がとか、結局口頭で話すのが
良かったじゃないかと思いつつ、無事注文して、
1時間後にはできてました。料金は5000円と、他より安い。
物も特に問題はありません。

ちなみに「本店」とか言ってますが、これ多分支店はないだろうなあと。
小さいスペースに爺さん婆さんが3名ひしめきあってました。
電話を取ったばあさんと、注文をしたじいさんと、
あとハンコを作るじいさんがいました。
この業態だから早くて安いのかと思いましたが、
もうちょいウェブで分かるようにしておいた方が
商売繁盛するのではないかと余計なことを考えました。

事務所のすぐそばには、こういうハンコ屋がありますという話です。