2015年弁理士試験口述試験と、練習会の感想など
なんかもう気が付いたら今年の弁理士試験の口述試験が始まっているようです。
と言っても、期間は3日で最後の日は予備日ということだそうなので、
2日間で終わってしまうということです。合格者の数が減り、
長丁場感は年々なくなってきますね。
このブログを書き始めの頃はまだまだ関心が強かったので
一生懸命いろんな記事を書いてましたが、今は関心が薄れて
おおそういえば、というレベルな感じになっています。
昨年一昨年合格の方のブログではふれてたりしてますが、
だんだん関心は薄まってきますね。
そういいながらの一方で、自分は某会派の口述練習会を取りまとめて
いたりもすることから、何となく受験生のレベル的なものに
ふれる機会があり、その結果と照らし合わせたりもするのですが、
昨年の印象から言うと、受験生の出来不出来は合否動向に相関しません。
自分が受けていた時も、いろんな人の話を聞いている中で
こういう人が受かる、こういう人が受からないってないなと
思ってましたが、実際のところ、受験生リストを見ても、
出来の良く無さげな人は大体受かってますよね。
落ちてる人は、あれ何でこの人が?という感じばかりです。
まあもう口述試験も終わろうというところですが、
受けてみた方はなんとなくわかると思うのですが、
基本的に試験官と話がかみ合わなかったら落ちる試験です。
論文試験と違って、与えられた情報は何かが欠落しています。
それを頭で補った結果が題意から外れれば終わってしまうので、
相対したときの試験官と感覚が合うかが試される試験と言えます。
出題者が慣れてないとかみ合いにくい傾向があることから、
午前の早い順番の受験生には不利です。
試験官は当日問題を渡されて、その場で理解して出題するので、
あまり分かってない上に、性格がねじ曲がっているような人、
偏屈な人が試験官だと嵐になります。
60歳以下くらいの弁理士と思われる方だと普通にかみ合います。
特に受験生に出題したりの経験がある方が試験官だと、
私の合格した年は特許法はそういう先生だったのですが、
もう雰囲気が口述模試とあまり変わらんのですね。
出題者が受験生の感覚を理解しているからなんでしょう。
口述練習会も、本試験の臨場感を出そうとすればするほど
試験としてより微妙な感じにしていかなければならなくなります。
一時試験問題を張り切ってひねりまくったものを作ったりもしたのですが、
そういうのって合格した人に聞くと不評だったりするんですね。
なので、今は素直なつくりにしています。
まあ今年も平穏に終わるとよいなと思っています。