弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

ブログを続けてきてうんざりしてきたこと

さて、このブログは前から書いているようにトラフィックを集められれば十分という
目的で書いているので、別にこれといった主義主張なんてのはないんですよね。
ただ無味乾燥な文章を並べても誰も読んでくれないので、多少業界の
突っ込んだ話とか混ぜておくと読んでくれる人も増えるのではないかと
そんな考えで書いて、今のところその目論見はあたっているように思います。

けどその一方で思った以上に有名になってしまって思いのほかの
風当たりが出てしまったように思います。
人に対してはそんなの気にしなきゃ良いだろと言ってきたのですが、
自分に来ると案外気になるなというか面倒くさいなあというか。

理由の1つは匿名でやっている点です。オフィシャルサイトの公開は
再来週あたりを予定していますが、現時点では完全に匿名でやっています。
なので自分の虚像が変に出来上がってしまっている人が一部にいて、
その実像を明かしたときにギャップが出てしまうのがちょっと
おっかないなあというのがあります。
まあでも自分を明かす目標でやっているのだからいずれはこういう時期が来るし、
早い時期にオープンにしていればこういうギャップもなかったかも
というのはありますが、自分の方針も決まってなかったですからね。

知ったらなんだ大したことないな、となると思います。
別にそんなに自分を大きく見せるつもりでやってるつもりはなかったんですが、
自分の知っていることや認識を並べていくだけでそういう風に見る人は
結構いるみたいですね。

特に、自分は白と書いているのに、なぜか黒だと解釈して感情的になる人。
白と書いたつもりが黒とも読めるなあという場合もありますが、
白と書いて白としか読めないのに、なぜか黒と思って感情的になる人がいます。
タイトルや導入は興味をそそるように書きながら、内容は無難になるように
書いていたつもりなのですが、どうしても先入観に振り回されているのでしょうか。

まあ所詮ブログで書いていること、特に今は匿名なんで、
信頼性を求めるのがそもそも間違っている気がします。
本当の情報なんて自分の足で探すしかないでしょう。
弁理士界隈はコミュニティの形成機会も多いし、噂話が好きな人も一定数います。
その中で自分の理解を正確にしていくべきかと思います。

ただ人間は先入観の奴隷なので、そういうのを解きほぐしていかないと
正しい情報がなかなか入ってこないんですね。
その中で「実はこうだよ」という話を結構出してきたつもりなので、
これをもとに「自分とこでは違う」とか、「そういう見方もあるな」とか、
視野を広げる際の参考になれれば嬉しいなとは思っています。

自分の価値観はそうなんですが、ただ弁理士というのは人種的に
自分の正しさを押し通さないと気が済まない人が多い気がします。
所詮こちらの狭い経験世界の中の話なので、その外側では違うということは
十分にありえるでしょう。色々あるなと思っていただければよいのですが、
そうならない人が業界的に非常に多いというのを忘れていました。

いつだったか、特許とは何の関係もない集まりで、たまたま同業の人がいて、
そこで「特許事務所って朝あいさつもしない人が多いね」って話をしたら、
「いやそんなことはない、そんなのはお前のとこだけだ」って言って
突っかかってくる人がいるんですね。
それこそこっちはこう、そっちはそう、という話だと思うんですが。
母集団もこっちの方が多いしと思ったんですが、
何かこういうのって面倒くさいですね。

オフィシャルサイトを公開したら、ブログでは
「今日はおいしいケーキを食べました☆」
みたいな文章ばかりで埋め尽くそうかなあと。
別に議論する気なんてさらさらないですからね。