弁理士うめざわブログ

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ウルトラの母はなぜアイドルのような髪型なのか

だいぶ前なのですが、ファミリーマートの宣伝POPか
なんかでウルトラマンファミリーが使われてたんですね。
一昔前の人気番組の登場人物がこういう形で
思い出したように使われるケースが増えてきて
いるのですが、やはり昔ということもあって、
デザイン的な古さを感じさせるものもあります。

ウルトラマンって色々謎ですよね。
子供のころ一番疑問だったのが、
ウルトラマンが街の中の建物なんかを
踏みつぶしながら戦ってるのですが、
あれって問題ないのかなということです。
怪獣に被害を受けたというのはもちろん問題に
するとしても、ウルトラマンもさんざん暴れて
建物を壊してますよね。
まあストーリーを構築する上で、その辺いちいち
整合させてくと色々面倒というのはあります。

そしてウルトラマン兄弟です。
ウルトラセブンはなんでカラータイマーが
ないのかとか、素朴な疑問は尽きません。
そしてウルトラの父とか母とかいる点ですね。

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そして表題の話ですが、ウルトラの母の髪型には、
子供のころから言いしれない微妙感がありました。
しかし子供ですから、与えられたものは
疑問もなく受け止めなければなりません。
しかもあの時代は「微妙」なんて表現もありません。
そうはいいつつもテレビの世界の話なので、
なんとなくそんなもんかということで
見て育ったのが子供時代です。

ウルトラマンは自然と男であろうという推定が
働くデザインとなっている一方で、
ウルトラの母はれっきとした女性である点を
ある程度強調しなければなりません。
そして70年代という時代ですから、
表現面もおのずと限られてきます。

それは確かにわかるのですが、
なんでツインテールなんですかね。
ツインテールな母親は、多分あの時代にも
いなかったと思います。ある程度自由な表現が
受け入れられるような今の時代でさえ、
ツインテールな母親は見たことがありません。

あのツインテール部分は髪型ではないとか
後付け的な言い訳的な設定はありますが、
あれ自体は表現面での差別化のために
導入したことは明白です。
まあその辺の雑さがそのまま残る辺りが
時代なんだなということは思います。

なつかしいもののリバイバルというのは
最近増えてきてはいますが、
それを今に持ってきてしまうと、
何やら、んんんっ?と思ってしまう
ようなものは結構あると思います。
そんなことをファミリーマートで思いました。