必須科目の試験が終わってから選択科目までの過渡期
弁理士試験の筆記試験は、短答式試験が終わった後、
論文必須科目試験があり、それから論文選択科目試験があります。
主に理系修士卒の方は選択科目が免除されることから、
なんとなくこの時点でもう筆記試験が終わったような空気感になります。
免除資格でなくても、前の年までに選択科目が受かってしまっていても
もう選択科目は永久免除になりますから、
大多数が受ける試験という感じではありません。
けど、選択科目がある人にとっては、実はここが一番大事な試験なんですね。
一度受かると来年以降、選択科目は免除になるので、
全然関係ない科目を勉強しなければならないという負担が一気に軽減されます。
それでも、短答、必須という長丁場を経ると疲れもたまってきますし、
周りのもう終わりな感じに引きずられてやる気も若干落ちていきます。
実際、選択科目の試験会場は、必須と比べて緊張感が薄い気はしますね。
そういう感じではありますが、受かると受からないで一番大きいのが
選択科目なので、受けなければならない方はもうひと踏ん張りしてほしいです。