特許翻訳の営業メールと受託の場合のマージン
最近はあんまり来なくなりましたが、一定のインターバルで、
翻訳会社からの宣伝のDMとか、個人の翻訳者の方の
営業のメールなんかが届いてきます。
大体そういう時に限って、外国案件が特になく、
発注するつもりがなかったりするのですが、
案件に追われているタイミングで、
この人なら出してもいいかな、という状況だと
案外発注する特許事務所は多いのではないかなと思います。
今ちょっと案件抱えていて、しまったなあとか
思ってるとこです。
一番熱心に来るのが翻訳会社なのですが、
翻訳会社というのは構造上マージンを抜いて翻訳者に
出しているわけですので、その抜いた後の発注単価で出して、
果たしてどんな品質で上がってくるのか不安になります。
過去の経験から言って、プルーフリードしてますとか
言いますが、全然できてないケースが多いですからね。
結局翻訳者の力量に左右されます。
そんなこともあって、あんまり翻訳会社に出すことは
多くはありません。
次に来るのが年配のおっさんですね。
まあ実力があればいいんでしょうけど、
メールのやり取りをしていると、偏屈そうな対応が
帰ってきて社会性に不安があります。
お前な、その根性直すのが先だろうと、
年配の翻訳者の場合はそんなケースがほとんどです。
ふと思い返すと、特許翻訳者って女性の方が
数的には圧倒的に多いはずですよね。
スクールに通っていた時も周りみんな女の人でした。
女性の方からの営業メールってそういえばないなあと
思いました。
まあ男性でも女性でも、最低限対応がきちんとしていそうな
感じがないと、きちんと仕事になるのかと不安になりますし、
女性の場合は比較的その辺は比較的ましな感じはします。
正直言って、翻訳専任の男性の方って社会性に不安がある
ケースが多いのかなというのが私の独断と偏見です。
ま、弁理士も大概ではありますが。
なんというか、翻訳会社から回してもらうのが
一番安心なんでしょうかね。マージン大きいような気もしますけど。
そういえば派遣社員というのも圧倒的に女性ですよね。
「自分で取りに行く」というより「人から回してもらう」
という気質が比較的強いのでしょう。
ま、大方の男性会社員もそういう傾向はありますが。
自分みたいに「マージン抜かれるのは損」という考え方だから、
最終的には独立したんでしょうし、そこまでとは思わない方が
勤務弁理士として残るんでしょうね。そこは人それぞれです。