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安倍内閣の支持率は48%で、初めて5割を切る

ヤフーのトップがこれだったので取り上げてみます。

読売新聞社は2~3日、集団的自衛権の行使を限定容認する新たな政府見解の閣議決定を受け、緊急全国世論調査を実施した。

 安倍内閣の支持率は48%で、前回調査(5月30日~6月1日)の57%から9ポイント下落し、2012年12月の内閣発足以来、初めて5割を切った。不支持率は40%(前回31%)。」

ヤフー
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140703-00050197-yom-pol
読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20140703-OYT1T50197.html?from=ytop_top

集団的自衛権行使の限定容認への不支持が原因であるかのようなミスリード
していますが、そんなことが不支持率の原因であるはずがありません。
海外派兵とかそういう純粋に政治的なイッシューに関心がある人
というのは世の中には多くはなく、通常は支持率を左右しません。

出た結果が支持率の低下というだけで、その理由は憶測です。
集団的自衛権が気に食わない人はそれが理由と言うし、
中国韓国に弱腰だと言う人はそれが理由と言うし、
ザックジャパンが負けたのが原因と言ってもそれらしくなります。

これに続けて言うとそれも憶測じゃないかとなりますが、
通常は内閣支持の上下というものは景気の動向のみに左右されます。
儲けさせてくれる政権はいい政権で、じり貧はダメな政権です。
儲けと関係ない政策論議なんて眠たいだけです。

そして安倍政権が支持されてきた最大の理由はアベノミクスです。

ここまでいうとなんとなく想像できたかもしれないですが、
支持率が下がったというのは、景気が減退傾向ということなんでしょう。

いくら景気の下支えをしても、消費税増税インパクトを
吸収することができなかった。自分は景気関連の指標を読み解く
専門性はないですが、所得の低い層には厳しくなってきたと
そんな話を聞きます。
一方で株価は上昇、雇用はひっ迫という話があります。
身近な景気は若干減退気味ですが、急速な落ち込みという話だけは
ないものの、どう判断して良いか迷っている面はありました。

景況指標ではないですが、街角景気が若干後退気味という憶測を
裏付ける1つかなと解釈しています。