爆買いと特許実務への影響
中国の連休シーズンになると中国人が日本に来て
爆買いがあちこちでみられるようになる、といいますが、
自分は飲み会以外でそこまで繁華街に出ていかないので
あまりその光景を目の当たりにすることは多くありません。
まあ買い物をしていると日本語ではなさげで、
ああ、中国人なんだと思うことはあります。
しかし、そんなに見た目的にも日本人と違うような気はしません。
マナーが悪い人たちなら明らかにわかりますが、
見かける人は大方普通にふるまっているように見えます。
よっぽどヤンキーとかの方が違う人種の気はします。
そこまで明確な現象なら、それで景気の動向が少し動いても
良いのではと思いながら、何となくピンときてませんでした。
自分的には家電製品のようなものが多く買われているような
印象があったのですが、そうではないらしく、ドラッグストア
とかで売られているようなものが人気なんだそうです。
花王のメリーズとか紙おむつ、医薬品、化粧品とか。
ヘルスケア全般が人気の模様です。
自分は電気系分野の人間だから、なんか波及効果は
感じられないなあと思っていたのですが、化学・医薬分野で
その景況効果が出ていたのですね。
確かに知財分野でも化学系分野は景気が良さげな感じがします。
そして彼らは、特許の権利化の中心が東アジアに向いていく、
という話をしていて、経済活動と連動しているんですね。
今までは、特許事務所の中では技術分野の違いがそこまで
活動の違いにはつながっていなかったような気がしますが、
これからは化学と電気で権利化の戦略が大きく変わるかもしれませんね。
そんなに国数を増やすなら、海外業務の比率も変わってきそうですし。
医薬みたいに海外対応が大半みたいな感じになるのかもしれません。