弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

特許事務所の所長との相性

アクセス解析の中で、検索ワードについては予想されるもの、
特に狙ったものが多いですが、中には意外なものがあり、
しかもそれなりに数が多かったりするものがあります。
その1つが、「所長との相性」
そんなこと知りたいのかというか、調べてくるのかと思いましたが、
一応これについても記事にしてみます。

大手特許事務所であればそこまで所長がどんな人かは
重要でないかもしれませんが、所員数30人以下くらいなら、
所長との相性も結構働く上で重要な要素ですね。
そして所長との相性というのは、単なる人との相性とは
多少は違う部分もあるかなと思います。

思うのが、人間的にいい人であればよいのか、
実務面で優れた人であればよいのか、という観点から
まずは考えたくなりますが、両面において一目置ける人物でも、
こと仕事の相性となると全然合わない、一緒にやれない、
ということは十分にあり得るということです。

人としてはいい人なんだろうなと思いながら、
自分は一緒に仕事をするのには耐えられず、
結局今も一人事務所のままの人がいます。
優秀だけど人がついてこないなんて人もいくらでもいますね。
結局人を育てる能力なんてのはこれらとはまた別物です。
そんな中でそうだよなと思うのが次の記事です。

「グループ長として、そういう職人かたぎの者がいると、
絶対そのグループは発展していきません」
http://www.jpaa.or.jp/activity/publication/patent/patent-library/patent-lib/201301/jpaapatent201301_008-030.pdf
パテントの17ページ、ドキュメントでは10ページ目ですね。

どこまでコントロールしてどこから裁量に任せるかのさじ加減ですね。
それができない特許事務所って確かにほとんど発展しませんね。
この辺の考え方の一致が相性ということになるのでしょうか。
さじ加減すらなく自分のコピーを作ろうという人は管理者としてはダメですね。
そういう特許事務所に入ってはいけません。

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