特許事務所の独立開業後4年目ってどんな感じなのか
自分が独立開業を視野に入れ始めた頃、4年目って遠い先の
話だと思っていました。まず存続し続けられるかが大事で、
ある程度の売り上げが継続して立ち続けてないと、
そんなに長い期間存続できないからです。
まあよその特許事務所との比較で4年目は、まだまだ
駆け出しなのですが、いざ自分がやるとなるとえらい
長い道のりのような感じがしてました。
最初に目標をもっと短期的に見ていたので、その先は、
こうしようというより、きっとこうなるのだろうなと言う
漠然とした憶測のようなものしか持っていませんでした。
3年もたつと継続的な取引相手も出てくるのだろうなと
思っていました。もちろん同じお客様から仕事が
入ってくることもあるのですが、それはたまたま案件が
発生したというだけで、ないときはないです。
その点で「継続的に案件を出す」というお客様はいないです。
あと前回の記事でも書きましたが、
「月に特許出願何件」という仕事の入り方もないです。
幅広く色んなことをやっています。
特許出願やっていない月もあります。
外国特許をもっと取りたかったなあと独立当初
思っていましたが、ここはどうやら競争が激化しています。
営業や広告次第ではどうかというのもありますが、
まあ積極的にはやっていません。
予想通りに進んだのが、事務所の引越と事務スタッフの採用です。
両方とも決まるときは突然だったのですが、
後で考えると独立当初に予定していた時期に、
ある程度理想的な形で決まりました。
このくらいの時期にパートナーだったり、
技術スタッフだったりがいたりするのかなと予想したり
もしていましたが、結局いないですね。
そこは自分の胆力との兼ね合いが左右してきます。
フルタイムの雇用と言うのは博打感が大きいのです。
そこで思い切ったアクションを起こせるかどうかは
その人の性格に左右されます。
事務スタッフの採用でさえ、不安が先行しました。
技術系は、ある程度都合がいい人を考慮して声を掛けましたが、
どうもうまくいきませんでした。
まあ自由にやっていければいいかなあと言うタイプの人は、
ここから手を広げない人が多い感じがします。
ある程度の我の強さや、エネルギーの強さや、
そういう感じのものがないと、この大変さに挑もうという
風にはならないかもしれません。
もう最初の独立する、というところで
エネルギー使っちゃってますから。
自分は、日々の大変な状況を大変じゃなくするのに精いっぱい、
と言うのが自分の日常と言うところです。
ここから広げる人は、そういう気持ちのところから違う感じですね。
まあ頑張るだけです。