未経験の弁理士・特許技術者への特許明細書の指導はどうするのがよいのか
初めて特許実務をやる人はみんな未経験なんですが、
どういう風にして皆さん経験を積んでいったのでしょうか。
一番多いのは、比較的簡単な案件を渡されて、
まず特許明細書を書き、添削を受けて書き直し、
また添削を受けて、ようやく1月たって1件仕上がった、
ってなところから始まるのだと思います。
けど自分はいきなり明細書書けと言っても勘所も分かりませんし、
最初から明細書ってあんまりよくないような気がするのですよね。
1案としては最初に外内の特許明細書を翻訳すること。
まあそれなりに英語ができないといけませんが、
翻訳していくうちに明細書の体裁、お約束に慣れていきます。
そう言うとこから入るのも入りやすいかと言う気がします。
なので未経験者は外内専業の事務所に最初に入ってみるのも
悪くないかもしれません。
他の案としては、最初に中間処理を集中的にやることです。
引用文献を読むので他の明細書に触れます。
そして補正クレームを作成する上で、クレーム作成を
覚えていきます。
私の最初に受けた指導は拒絶理由通知の対応でした。
その次に異議申し立てをやって、明細書を数件かいて、、
それから中間処理をたくさん、というルートで下。
ともかく、中間処理から入るというルートもあると思うのですよね。
まあ教える方も仕事があるので手取り足取りと言う訳にもいかないですし、
言っちゃあ何ですが、できるようになる人はどうやってもすぐに
飲み込んでしまうらしいですので、頑張って教えるよりも
優秀な人材を選抜しさえすればどうとでもなるという視点もあります。
まあ色んな案件を通して覚えていくステップがある特許事務所
の方が良いので、指導方法については、採用面接時にいろいろ聞いてみる
のが良いかもしれません。