半沢直樹の人気と弁理士
あの人気ドラマもとうとう終わってしまったわけですが、
なぜあんな人気になったのか?が色々と語られています。
あの番組の主要視聴者層は男性で、30-50代の、
会社組織のジレンマに共感を覚える層です。
それでいて、番組にのめりこむと言うより、
「あれはおかしいよ」とか「あの演技は傑作だった」とか
そういう視点で見ていたのではないでしょうか。
見に覚えのあるテーマでありながら、突っ込みどころ満載で
気軽に楽しめて話題に上る。そういう広がり方をしたと思います。
この辺は一般的な話なのですが、職場でも人気で話題に出ました。
そして、ここが重要なのですが、取引先となる企業知財部
でも人気で、懇親会(又は接待)を開くたびに話題に上りました。
取引先と飲むときに、なかなか共通の話題が思いつかないと言うか、
やっぱりみんなで盛り上がれる話題があると助かります。
何がいいたいかというと、共通の話題を確保するために、
流行についていくためにあの番組を見た人が多いと思います。
最近テレビドラマをみる勤労者世代の男性が減っていることもあり、
そういうことは少なくなっていたのですが、たまたまそういう
機会に恵まれたこともあり、人気が殺到したと、そういう感じです。
ただ弁理士というのは大勢に乗るのが苦手と言うか、
みんながこうするから自分も、という人は世間一般に比べて少ないと思います。
なのでなんだかんだで結局見なかったと、そういう人もいた感じです。
しかしながら共通の話題というのは世間一般では重要な話なので、
それで広がりを見せたのかなあと思います。
これがあまちゃんの場合、そもそも時間帯が難しかったのもありますが、
企業人どうしの話題に上るようなトピックではなかったように思います。
あまちゃんについて職場に話題にはあまり上らなかったのではないでしょうか。
口コミというか、人の間の伝染性が流行には大事なのだと思います。