弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

ウェブサイトやブログで必要とされる情報とは

本来なら合格祝賀会の一覧などを記事にすると需要が
ありそうではあるのですが、調べるのも面倒ですし、
どっかから引っ張ってくるのも面倒です。

これから弁理士になる人向けの情報は
あらかた書いてきたのですが、情報発信する人向けの
情報をもうちょっとあっていいのかなと思って書きました。

ウェブサイトやブログは書けば記事がストックとして残って
いきますが、基本的には新しい記事が中心に読まれます。
古い記事は独自性が高いものしか読まれません。

大体ブログを書くと、雑記とか日記とは所感とか、
そんなことばかりを書いてしまうのですが、
そういうのが1カ月経過後に閲覧されるということは
アクセス解析から見てもほぼ見られません。
まあ書きたいことを書けばいいのであれば、
それはそれで良いのですが。
ストックとしての評価はありそうでないです。

古い記事が読まれるのは、検索順位が上位の場合です。
検索上位に、長く残り続けるのはどんな記事なのか。
となると、それは独自性が高いものとなります。

別に検索しても必ずしもそんなものばかりじゃないよ、
と思うかもしれませんが、多くは投稿当時に独自性が
高かったものです。またはドメインにパワーが強い、
と言うケースにほぼ絞られます。
そうでない普通のブログは独自性が強くなければ
数週間で検索結果から消えていきます。

この独自性とは何かと言うと、弁理士が得意とする
新規性、進歩性です。この内容のものは
このウェブページにしか存在しない、というものは
時間がたっても年数がたっても残り続けます。
そして基本的に先行者優位です。

良く知財情報、として一般的なことをまとめている
ケースなんか見かけますが、そういうのは同じ内容
のものがごまんとあるのです。
そういうのは先行者優位が強く、後発の人が書いても
閲覧してもらえる可能性はありません。

一方で検索ワード的には非常にマイナーでも、
そこにしか書いていない情報が含まれている場合、
誰か必死で検索ワードを考え出してたどり着くケースが
一定の数発生します。

そしてそれは「自分が知りたいことを、この人は
ちゃんと説明してくれた」となるのでポイントが高いのです。

総論的な情報は検索ボリュームとしては多そうに見えますが、
同じこと書く人は山のようにいますし、簡単に埋もれます。
恐らく検索してみてくれる人は殆どいません。
総論でも「まとめ」となると、まとめとしての独自性が出ますよね。
こういう独自性の着眼点が進歩性的ではあります。

自分はこういう観点から、年間10件もアクセスがあれば
いいやという観点の記事を書いたりしています。
他に書く人がいない記事は、それを知りたい人から、
これからもずっとアクセスされ続けます。

例えばどんな記事、というと、近所の吉野家が閉店した、
とかそんな記事です。閉店情報と言うのはサイトに
案外ありませんが、なくなっていると、あれはどこに行った、
と検索して調べるほかありません。
そしてその店のインデックス的な情報をタイトルに入れます。

まあそんな記事を書いて弁理士業務に何の役に
立つのかと言われるとそれは返答に困るのですが、
アクセス数を増やしておけば何かいいことあるだろう、
というのを自分の考え方として持っています。

あとまあ人に情報を出すときに、相手の役に立つものなのか
どうかということを常時考えておくことは、
ビジネス上にも役に立っていくでしょう。
そういうことが習慣づいている人も非常に少ないですから。

備忘録的にまとめたものが長文になってしまいました。
これを役に立つと思ってくれる人がいれば、
今後もアクセスされ続けるかもしれません。