一昔前に標記の言葉、「従業員も経営者意識を持て」
なるものが流行りましたよね。
まあ従業員が経営者意識を持ったが最後、現在の経営者は
クビになるのではないかと言う気がするのですが、
そんなことを言えるはずはありません。
そんな相手が反論できないのをいいことに、一方的な主張を
ぶつけるという側面は、企業社会では多々見られ、
その多くはパワハラであるなあと思われます。
特許事務所では、特に零細では「明細書の修正」
なるものにおいて、同様の主張がなされることがあります。
最近は減ったかもしれませんが、適切でない明細書の表現
に対して「なんだこれは!!」と様なことを言う上司や
所長弁理士が散見されますよね。
「いや、これはこれで・・・」等といったが最後、
もう変なブチ切れ方をされて、大変なことになります。
「はい・・すいません・・・」という展開になる特許事務所
は結構ありました。その多くは今は晴れて傾いているようで、
やっぱり世の中はなるようになるものだなあと思ったものです。
同様のパワハラ的発言として「やる気がないなら帰れ!!」
と言うものもありましたよね。皆さん経験ありますか?
ただ案外そういうのってあるようでありません。自分が最後に
言われたのは小学生の時のスポーツクラブ的な場所で、
その時自分は「分かりました!!」と言って
さっさと帰った記憶があります。
まあ経営者目線に立ったら、やるべきことやるべきでないことを
取捨選択することこそが経営判断なのだから、その裁量がない
時点で経営者目線には立てないし、その判断がされていなければ、
経営者が自ら仕事をしていないということになりますね。
自分も年齢が上がるにつれて、そういう一方的なことを
言われる機会と言うことはめっきりなくなりましたが、
相手が反論できないのをいいことに一方的なことを
いうのはパワハラだよなあと言うことは思います。