弁理士うめざわブログ

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弁理士試験短答受験者統計(平成28年度)

今年も、弁理士試験、短答試験の合格発表を来週に控えます。
そんな中、2016年弁理士試験の新たな統計が発表されました。
弁理士試験志願者統計とは別の、弁理士試験短答受験者統計です。

http://www.jpo.go.jp/oshirase/benrishi/shiken/h28toukei/index.html
http://www.jpo.go.jp/torikumi/benrishi/benrishi2/pdf/h28_benrisitoukei/h28_tantou_jukensha.pdf

        H25    H26     H27     H28
志願者数  7528   6216   5340   4679
受験者数  4734    4674    4278    3586


木曜に出ていたようなのですが、完全に忘れてました。
志願者数と合わせて、受験者数も順調に減っているようです。
ここの所毎年統計データは記事として取り上げていますが、
傾向に関して述べることは特にないですね。

受験者が減れば合格者の数も連動させて減る形になります。
まあこの辺は資格職全般で共通の傾向でもあります。
収束点はどこか、ということですが、知財ブーム以前頃の
数字のどこかで収まるのかなあと言う感じです。

で、知財ブームが廃れるかと言うと、そんなこともなく、
私が知財の仕事を始めた頃の知財の不人気を考えれば、
今はまだまだ学生が知財を志す傾向は残っています。

昔は受験年数が何年にもわたることから受験生の数があり、
また受験機関も大手が参入していなかったことから、
そのギャップが今になってきているだけです。
受験産業にとっては受難の時代ですが、それだけのことです。
過度に難関だったころに戻るでもないですし、
ちょうど良くなりつつあるのかなと思っています。