コロナ倒産と特許事務所の景気
新型コロナウイルスの蔓延により不況の訪れが語られるようになってきています。
コロナ倒産が406社あったとの事で、特に飲食・宿泊の割合が高いようです。
廃業検討中の中小企業は27万社で、その内半数は1年以内を希望とされています。
これは、現在358万社の中小企業の7%に該当します。
全般的にコロナ下でもIT系は強く、それ以外特に飲食宿泊衣料、
といったあたりが弱いと言われているようで、その辺のお客様
からのご依頼はなくなってきております。
また、在宅勤務に移行している関係上、業務が滞っている企業も多いと
思いますので、その辺も含めて業績は悪いところの方が多いのでしょう。
さて特許事務所の景気ですが、まず弊所では平常通りです。
他の特許事務所の状況についてですが、個別に聞いた限りだと
平常通りの印象です。他の特許事務所であふれた仕事が
うちに回ってきたりなんかもあるようですので、
知財業界の景気は現在のところ平常通りなのではないか、
という予測が成り立ちます。
依頼が来ている限りは業務を止めているという話は聞きませんので、
依頼が来ていて、業務が流れていれば今のところ業績は悪化しないのでしょう。
とはいえ、知財業界の景気は1年遅れ程度で来るのではないかと語られています。
予算が翌年減らされて発注が減るという見込みからです。
業績が良くなって知財予算が配備されるからご依頼を受けるからで、
どうしても世のなかの景気の影響はこれから出てこないわけにはいかないでしょう。
まあこつこつとやっていくだけの状況です。