弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

2016-01-01から1年間の記事一覧

個人事業者がやよいの青色申告を使う時に気を付けるべきこと

弁理士に限ったことではないのですが、独立開業して事業をすると、会計処理というものが必要になってきます。そこで何らかの会計ソフトが必要になってくるのですが、自分は表記のように「やよいの青色申告」というのを使っています。 最近はfreeeとか出てき…

弁理士の専門性って難しい話

弁理士は専門性を追求していくことが大事、ということはよく言われる話ですが、そこでいう専門性ってのはわかったようでよくわからないところがあります。 弁理士の専門というと、商標専門ですとか、あと特許なら電気、機械、化学、医薬、という専門分化はあ…

ブログは継続する理由が失われてくるとそこが寿命になる

このブログ初めてもうそろそろ3年くらいになります。始めた頃には新参者でしたが、今見まわしてみると、3年たつとブログってのはもうそんなに新参者という感じではなくなるのですね。つまり、もうやるのをやめてしまった人もいる一方で、私よりも後に始め…

平成28年度弁理士試験口述受験者数は312人

特許庁の平成28年度弁理士試験統計が更新され、平成28年度弁理士試験口述受験者統計が公表されました。標記の通り、今年の口述受験者数は312人です。一般109人、短答免除者188人、筆記試験免除者15人となっています。 http://www.jpo.go.jp/torikumi/benrish…

特許事務の仕事でパート勤務したい人は多分多い

独立開業する前からの計画では、まずもちろん仕事を獲得するということが一番大事なのですが、その次に特許事務のパートさんを採用して仕事を軌道に乗せるというまでが予定に入ってました。どうやらそこまでは行ったところでさて次はどうしようという近況で…

第20回自称若手弁理士の会

自称若手弁理士の会という会があって、年2回開催で開かれているのですが、もう19回も開催されてきました。そして次回が第20回になります。どういう会かというとただの飲み会です。登録年度の浅い弁理士で集って立食形式の飲み会をしましょうという会です。 …

平成29年度役員定時選挙、2016年弁理士会会長選挙の開票結果

平成29年度役員定時選挙、実際は会長選挙以外は無投票当選なので、2016年弁理士会会長選挙なのですが、結果が以下の通り出ました。 永井義久 2657票渡邉敬介 3181票無効票 3票白票 64票 合計 5905票投票率 52.7% 日本弁理士クラブ推薦の渡邉敬介候補が当選と…

2016年度版西新宿7丁目のラーメン屋2

近所のラーメン屋について前回の続きです。7丁目だけで結構ラーメン屋あるので、2回に分けて並べることにしました。間延び感があると良くないのでさっさと終わらせます。 個々の事細かな解説は食べログとか見ればいい話なので、一覧でリスト化するのと、自分…

2016年度版西新宿7丁目のラーメン屋1

西新宿7丁目というのはラーメン屋の多いエリアです。エリア的に新宿駅から徒歩圏でありながら、ビル街も商業施設エリアでもなく、中規模の建物が多いことから、比較的小規模事業者が進出しやすいエリアが形成されています。例えば特許事務所なんかも実は非常…

弁理士試験の口述試験で落ちるのはこういう人

さて弁理士試験の最終関門、口述試験まで1週間を切りました。どうしても情報量の少ない試験なので、論文試験と違って直前となったこの時期においてもネット記事を見ている人は案外多いと思います。条文集か青本をおとなしく読んでる方が良いとは思いますが…

転職の失敗と弁理士会の活動

弁理士会の活動について、あまり余計な仕事を押し付けられるのは面倒だから係り合いたくない、という人が、たぶん昔に比べて比率的には多いのだと思います。自分はというと、一応そういう活動はするようにしているのですが、そのメリットってのはなんなのか…

弁理士試験の口述試験まであと10日の時点でやること

やっぱり今の時勢に沿った記事を書いたほうがよいのかなということで、弁理士試験、口述試験の話を書きます。もしかしたら過去記事にも重複がありそうな気もしますが、何かいたか忘れてしまいましたし、読む人も覚えてないでしょう。なのでそんなことお構い…

平成28年度弁理士試験論文合格者統計

平成28年度弁理士試験の論文試験合格者の統計が出ました。http://www.jpo.go.jp/oshirase/benrishi/shiken/h28toukei/index.htmlhttp://www.jpo.go.jp/torikumi/benrishi/benrishi2/pdf/h28_benrisitoukei/h28_ronbun_goukakusha.pdf 人数的には減ったままで…

口述試験対策でよく見られる誤解

弁理士試験、口述試験対策でよく見られる誤解として、どんなに難しい問題、どんなに厳しい試験官に当たっても、それを乗り越えられるほどの十分な準備がなされていれば、受かることができる、というものがあります。 口述試験の特異性というのは、同一テーマ…

西新宿の「牛皿一丁」が閉店

こんな記事見てもなんやそれとしか思わない人が大多数と思われますけど、閉店関連の情報って結構需要あるみたいなんですよ。開店は大々的に発表しますけど、閉まる時はひっそりとたたむから、「あれ、あの店どうなったの」という状況が頻繁に起こります。そ…

2016年弁理士論文試験合格者数288人

平成28年(2016年)の弁理士試験論文試験合格者数が発表になりました。標記の通り、本年度の合格者数は288人です。 平成28年度弁理士試験論文式筆記試験合格発表 | 経済産業省 特許庁http://www.jpo.go.jp/torikumi/benrishi/benrishi2/h28_ronbun_goukaku.htm…

2016年弁理士試験口述練習会(会派)の日程

今年2016年も各会派で弁理士試験の口述練習会が開催されます。日程については各会派告知してからかなあと思っているうちに論文試験の合格発表が明日になってしまいました。 詳細は以下の通りです。 9/30 同友会 http://www.douyukai.com/article/15469406.ht…

2016弁理士会会長選挙の票読み

弁理士会会長選挙もたけなわで、無会派の方には電話が数多く行っている模様です。私のところにも来たは来たのですが、基本的には電話をかける側として認定されているようです。相手陣営からの電話もありましたが、勧誘をしたうえで、でもうめざわ先生はあち…

2016年弁理士試験口述練習会(会派)の予定

弁理士試験の論文試験の合格発表の時期が迫ってきております。受験生は戦々恐々としていることが予想されるとともに、合格していたら、ただちに口述練習会の申し込みに移行しなければなりません。 もっとも受付枠は一時期ほどの狭き門でもないのですが、それ…

弁理士会会長として誰を選ぶか

前回の記事の続きになりますが、弁理士会会長の選出が選挙となることにきまったので、誰が良いのかということになるかと思います。 まあ身も蓋もないこといってしまうと誰でもいいんじゃないか、ということになります。それは最善の人を選べないとかの諦め的…

弁理士会会長になるメリットとは

さてすでに弁理士会からの連絡があった通り、今年の弁理士会会長については選挙となりました。他の役職については選挙とはならなかったようです。会長以外は普通に人数調整して選挙を回避するようですが。 ここに来てブログのアクセス件数が伸びてます。まあ…

商標登録出願で、お客様にお越しいただくことで分かること

弁理士、特許事務所としてのご依頼事項で、特許、意匠、商標、というものがある中で、商標については、特に面談がなくても、手続としては完了することが可能な場合も多く、メールでご依頼事項をお送りいただき、処理を完結することもあります。 実際にはお会…

弁理士資格は目指す価値があるか否かなら、ないという結論になる

弁理士資格に価値があるのかというのは、その人の立場によって答えはいくらでも変わってしまうのが実際のところです。 自分はといえば、多分エンジニアは向かないなということで企業知財に入り、企業は不向きかなということで特許事務所に入り、勤め人の限界…

大手特許事務所に入って3年で辞めるのは正しい

自分は大手企業の知財部、比較的小規模な知財部、小規模の特許事務所は経験したのですが、実は大手の特許事務所に入ったことはありません。 自分は最初が企業の知財部からだったので、企業目線でいうと、大手でも中小でもやる仕事の内容は変わらないでしょと…

特許明細書の外注募集の話はいくつか聞いてます

特許事務所の求人と違って、特許明細書を外注で作成してほしい、という募集は大っぴらにすることはできません。ウェブサイトなんかは不特定多数が見るものですから、お客さんの目に留まって、そういうことはやめてほしい、という話にならないとも限りません…

コンサルティングは格好いいという風潮

これからは弁理士もコンサルティング能力が求められる。一見もっともな話です。あまり反論しづらい主張なのですが、その意味するところってのがバラバラな結果、本当にそうなのか?と思われている方は多いのではないかと思います。 コンサルティングって言葉…

弁理士の待遇が下がったのは特許の件数が増えたから

前回の記事を見直してみて、話が散漫になったのですが、特許の価値ってのは特許そのもので決まるのではなくて、特許を背景とする事業の価値で決まるって話です。 1つの事業について、特許取得件数自体は少ない方がよく、取得するのであれば、1つ1つに裏づ…

特許は取れば取るほど特許の価値は下がる

特許出願するのは、単に特許が取れそうだと思ったからではなく、特許を取得することに対するインセンティブがあるからである、という単純なことに対する認識がない代理人が意外に多い、というのが前回の話です。 じゃあインセンティブって何かというとそれは…

依頼人が特許出願する理由が見えていない弁理士は案外多い

弁理士業界は景気が良くない。なので、特許出願件数が増えるように、どんどん働きかけをしていかねば。そんな動きが弁理士会周辺にあったりして、それで、知財キャラバンとかそういう動きが色々あるようです。 ただ、無理に特許出願が増えるように働きかける…

2016年度弁理士試験口述練習会など

7月の弁理士試験の論文試験が終わってからだいぶたち、選択科目を受けられた方でももうそろそろ口述試験の対策が必要になってきた時期ではないかと思われます。 論文試験を受けられた方の場合は、とにかく口述対策について絶対的な勉強量が不足するので、8月…