弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

2013-01-01から1年間の記事一覧

弁理士論文試験合格者数490人

標記の通りです。絞りましたね。H24が837、H23が715、H22が822、ときて、論文合格者が500人切ったのはH14年が最後です。 時系列データはここ参照しました。 短答試験で絞って論文はどうなるかと思われましたが、その流れできました。最終合格者数はどうなる…

特許事務所をクビになるケース

弁理士試験の話ばかり書いてしまったので、少しは特許事務所業界の話もします。 Q「特許事務所は実績を残せないとクビになりますか?」 A「はい、そうです」 それはブラック特許事務所だろう、という人もいるかもしれませんが、どっちかというと多数派です…

弁理士試験の受験機関はどこにする?3

なんかもうこのシリーズは大方書きたいこと全部書いちゃったのですが、残りのとこも全部書きます。IPC(GSN)、吉田ゼミ、望ゼミ、石川ゼミ、あとどこだ。 IPC(GSN)はLEC系です。LECの元講師が独立して受験機関を作ったようですが、本業との兼ね合いで忙しかっ…

弁理士試験論文合格発表後スケジュール

スケジュールはもちろん合格した場合のことです。不合格だったらのんびり次の学習計画でも立ててればよいですが、論文試験に受かってしまうと、この後慌しくなります。あんまり自信なくても、受かった場合を想定して備えておいた方が良いです。なんかすっか…

弁理士試験の受験機関はどこにする?2

先日の記事で、LECとTAC(旧Wセミナー)について説明したので、それ以外について説明します。まず弁理士試験の受験機関の歴史からです。今でも弁理士は大してメジャーではないですが、昔はこんなもんですらなく、理系の人間の間ですら知名度が高いとはいえませ…

ブログ村ランキング参加

このブログをはじめて1月ちょいになったので、ブログ村のランキングに参加してみました。いまさらって言えばいまさらなのですが。投票ボタンはこちら。 にほんブログ村 右のサイドバーにもランキングと投票ボタンがあります。押していただけると幸いです。 …

弁理士試験の受験機関はどこにする?1

どこに通って勉強するか、は勉強の進度によっても変わってくると思います。勉強し始めはある意味どこでも同じかと思いますが、一番大事なのはモチベーションを維持できるかどうかです。ある段階までは勉強を量的にこなさないと合否を争える最低限のレベルま…

「口述試験練習問題集第2版」販売のお知らせ

吉田ゼミから口述試験用の問題集が発売されました。 今までまともに網羅されていたのがIPCの口述要点整理集くらいで、 だから弁理士試験、口述試験用教材としては書店もこれをおくしかなく、 したがってこれしか入手できないという状況から、消極的な理由で …

弁理士試験論文合格発表と口述模試

そろそろ論文合格発表。合格発表とともに口述模試の申し込みの時期になります。昔は発表とともに殺到して直ちに締め切りでしたが、今はいろんなとこがやってるので、どこかしら受けることはできます。 想定される模試を挙げておきます。リンクは張らないので…

特許事務所の弁理士の年収相場

実際転職したらどのくらい給料もらえるのか…ただ未経験だとしばらくは貢献できないし、かといって急に下がるのも、ってことで気になるところです。 未経験弁理士の特許事務所の年収相場として1番メジャーなのは1年目前給保証ですね。翌年から実績に見合っ…

東京五輪 商用での便乗はNG?

1つ前の朝日の記事は変だなあと思ってましたが、こちらのthe pageの記事はyahooトップにありましたが、こちらはある程度納得できる部分はあります。 >オリンピックに関するロゴやエンブレムのほか、>「オリンピック」、「五輪」、「がんばれ!ニッポン!」…

五輪関係のオリンピック便乗商標使用について

東京オリンピックの開催が決定し、お祝いするムードが流れています。 これに関連する商標、標章の使用態様により知的財産の侵害になる可能性があると、 そういう記事が出てきました。 「おめでとう東京」もアウト 五輪商戦、言葉にご注意 ここで、JOCが「ア…

未経験者の特許事務所への転職2

前回記事をまとめると、未経験で特許事務所に採用されるのは、・35歳まで・前職が名のある会社のメーカー開発・英語についてはある程度抵抗なく読み書きできる と、後はある程度面接で好印象を得ることが基本的な条件になります。 じゃあこれに合致しない…

未経験者の特許事務所への転職

なんか検索キーワードに「未経験」とか出てきたのでなんかこれについても書いてみたい気がしてきました。 まず未経験とは、特許事務所に勤めたことがないだけでなく、知財経験そのものがない場合を前提にします。知財部出身者はなんだかんだで早く順応します…

弁理士の国際性

ちょっと外人向けの記事を書いてみたくなったので作成してみました。まあたどり着けるかと言うと謎なのですが、外国には会派とかそういうのはないとの話なので、上げておけば何かの役には立つかなと。それにあわせてブログタイトルにも英語を足しました。 弁…

Japanese patent attorneys community

All patent attorneys in Japan belongs to JPAA, Japan Patent Attorneys Association.http://www.jpaa.or.jp/?cat=546 The enrollment is obiligation and essensinal for registration as a patent attorney. For supporting this association, there are…

弁理士と特許事務所についてのブログとは?

さてこのブログは弁理士と特許事務所についてのブログなわけです。弁理士や特許事務所について知りたい人は何を知りたいのでしょうか? 例えば歯医者さんのブログを読みたい人はいい歯医者を探したい、あとは歯医者さんのコメントを読んで虫歯予防をしたい人…

弁理士試験の口述試験対策

いまや論文試験に受かっても3割程度は口述試験で落ちるというご時世。試験に落ちてしまうと1年間どう対策を練って試験勉強をするかという情報もちらほら出てきますが、論文が終わった段階では情報がない状況に今でも直面するのではないでしょうか。 余計に…

弁理士と特許技術者の転職

弁理士のブログは沢山ありますが、転職関連を扱ったものはあまり多くはありません。エージェントのブログは見たことがありますが、それくらい。今勤めているところで軌道に乗ってると転職事情に疎くなってきますね。 考えてみると、弁理士と特許技術者では、…

ブラック事務所/ブラック特許事務所2

ブラック事務所について色々書きましたが、結論としては定着率で測ればいいと思います。あと、経験者に甘めか、未経験者にとって研鑽しやすいか、事務所ごとに傾向もあります。定着しない事務所にはそれなりの理由がありますね。2-3年で中堅になってしま…

ブラック事務所/ブラック特許事務所

さて特許事務所にはホワイト事務所とブラック事務所があると言われています。特許事務所なのでホワイト特許事務所とブラック特許事務所ですか。誰しもいい事務所に入りたい、けどどこがいいか情報が欲しいです。けどホワイト/ブラックってそこまで定型的な…

弁理士試験の勉強を始める際に 2

弁理士試験の勉強を始めたらまず短答試験のことだけを 考えてやるべきと書きました。 では短答向けとはどのようにやるのか?というと、 まあLECとかTACとか行ってもいいですが、あの辺は高いですよね。 他に吉田ゼミとか代々木塾とかあります。それ以外にも…

弁理士試験の勉強を始める際に

一応簡単になったといってもそれでも依然として難関資格ではあります。数年はこれに没頭するつもりでないなら簡単には受からないでしょう。しかしながらそのために勉強を始めることができないと言うならそれよりは一度着手してみた方が良いのではないでしょ…

特許事務所の転職8

求人の見方。結局事務所のよしあしなんて定着率の高さです。だから、全職種募集ってのは、さすがにやばいんじゃないかという気がします。まあそんな募集出す事務所なんて限られていますが。 求人条件は、その事務所の魅力人気度との兼ね合いですが、自分のと…

特許事務所の転職7

特許事務所に限りませんが、うちは若い人中心にやってます、というのは何の自慢にもなりません。一般企業の平均年齢は40前半のはずです。特許業界は転職してくるのが普通ですし、そんなに若い業界ではありません。20代、30代中心の職場です!というの…

特許事務所の転職6

規模の大小と待遇のよしあしは必ずしも相関しません。もちろん大手で羽振りがいいとこもありますが、そうでないとこも多いです。待遇だと中堅レベルが狙い目です。もちろんばらつきは大きいですが。 では中堅未満はどうかというと、相性次第ですが、所員数が…

特許事務所の転職5

もう1つは明細書の中身です。基本は明細書を書くわけなので、どういう明細書が求められるかになります。ざっくり分けると、かっちりしした文章を書くか、その辺は緩いか、でしょうか。あとは技術内容のポイントがおさえられているかどうか、は内容がきちん…

特許事務所の転職4

さて受身側の見方を並べたので、こんどは選ぶ側で見ていきます。求人サイトは、パテントサロン、リクナビ、弁理士会、の3つがメジャーです。リンクは張りませんが、必要なら検索サイトを使ってください。リクナビは知財、特許だけでなく、電気・電子など各…

特許事務所の転職3

経験、年齢、転職回数。応募時点ではこの3つが基本線です。ここまで書いた条件を満たす場合は、一般的な求人であれば面接までは行きます。あとは筆記試験や面接の相性の問題で、事務所によって徒弟的な関係に馴染みやすい人を好むところや、バランス感覚を…

特許事務所の転職2

基本線は未経験者は35まで、経験者は40ということですが、採用側の事情によりどちらかにぶれます。基本的には経験者側で、経験者を強く希望する代わりに年齢は45、50、または不問とか、逆に年齢制限を30にしたいとかです。未経験といっても、基本…