弁理士うめざわブログ

特許事務所の弁理士による、特許事務所業界ブログ

2014-01-01から1年間の記事一覧

カプコンがコーエーテクモゲームスを特許侵害で提訴

現状では表題の内容しか分からないのですが、コーエーテクモの「戦国無双」に対してカプコンの特許を侵害するものとして大阪地裁に提訴し、8/26に第1回口頭弁論があった、とのことだけ報じられています。 弁理士としてはまずどんな特許かを知りたいわけです…

妖怪ウォッチの人気と仕掛け

今子供の間で妖怪ウォッチというのが大人気なんだそうです。そういや玩具売り場とか子供向け商品なんかはこれ一色ですね。自分に子供がいるわけでもなく、内容も子供向けなので自分に直接的に関心を引き立てるものはないのですが子供がいる家庭はおもちゃが…

当たり前を発明しようと言って全く発明してない件

今日のはいつにも増してどうでもいい話題なのですが。なんか一時期若いベンチャー企業の社長が満面の笑みを浮かべている広告がありましたよね。どんな内容だったか忘れてしまいましたが。ビジネスは簡単だとかそんな感じの。 リブセンスという会社 結局起業…

激辛グルメ祭り2014

思い切り東京ローカルの話で申し訳ないです。多分去年からだと思うんですが、激辛グルメ祭りというのが新宿歌舞伎町にある大久保公園でやるようになりました。今年開催の話が聞こえてこないから去年きりの単発なのかなと思いきや、ようやく開催の話が聞こえ…

特許事務所にとって景気動向は無縁と思っていた時期もありました

多分今でも顧客からの引きが強くて処理しきれないくらい受任しているような特許事務所については景気動向はあまり重要な要素ではないかもしれません。しかしながら今では他の業種と変わることなく一般的な景気によってわが業界の景気も左右されるようになっ…

独立開業の話題になったとき100%聞かれること

なに聞かれるかってまずお客さんどうするかの話になりますね。そりゃまあそれが一番大事な話だから当然のことです。 そしてほとんど全員が「今のお客さん持っていけないの?」と言います。弁理士だとそういうのは難しいと分かるので察する人が多いですが、特…

平成26年度弁理士試験論文受験者統計

さてもう明日はお休みの人が多いと思われます。。。と思って油断していました。特許庁が弁理士試験統計の発表をしています。http://www.jpo.go.jp/oshirase/benrishi/shiken/h26toukei/index.html 今回は必須と選択の論文試験に関するデータです。選択科目の…

お盆の季節

とうとう8月も真ん中、そして日本人にとって大事なお盆という時期がやってきます。お盆は別に国民の祝日ではないんですよね。別にお盆に中間処理の庁提出期限が来ても、特許法第3条第2項は応答期限を延ばしてはくれません。でもこの季節、休みだよねとい…

消費税増税後の景気動向その後

私としては消費税増税後の景気動向として悲観的な予測をしていて、http://patintl.hatenablog.com/entry/2014/03/31/224634 これに対して思ったほどではなかったのでは?という結果分析を出しました。http://patintl.hatenablog.com/entry/2014/06/29/212927…

経験則的に仕事をすると嫌がられる

これはこうなってこうなるから、こうすればよいよねとか自分の感覚的に仕事をやりすぎると、事務スタッフから激しく嫌がられてなんかへんな反発に会うことってありませんか。 当然のことながらお客さんに嫌われるのは問題ですし、業務内容的に質や精度が落ち…

笹井芳樹氏亡くなる

今日のビッグニュースはこれですね。笹井芳樹氏が遺書を残して自殺。 アカデミーの地味な世界の人間にとってこういう訳の分からない関心の集められ方はなかなか厳しいでしょうね。もちろん普通の人や芸能人ですらしんどいでしょうけど。そういや小保方さんも…

弁理士及び特許業務法人に対する経済産業大臣による懲戒処分

ネタ的には出遅れなんですが、割とあちこちで話題になってるので挙げときます。 弁理士の懲戒処分。 弁理士会の処分だと、弁理士会に対する権限が失われるというしょぼすぎる処分なのですが、さすがに大掛かりのものとなると、経済産業大臣が絡むという形に…

最近のアクセス数について思うこと

このブログのpvは500あたりをはさんで、500より下に集中する時期と、600前後で推移する時期とがそれぞれあって、コンスタントに500ということはあまりないです。 先週あたりまで400前後からこれを下回りつつあって、ああ、このブログも1年もたたないのに…

平成26年度弁理士試験選択科目

これが終わったのに話題にするのをすっかり忘れてました。これって2014年弁理士選択科目の試験です。免除がすっぱりメジャーになってしまいましたが、必須と選択と終わってようやく論文試験が終わりです。 必須が終わってから選択までの時間が実に微妙でして…

業界最安値の弁理士

弁理士を含め士業全体に競争が激しくなってきたので、そうした中で「業界最安値」ということを掲げる人も出てきています。「弁理士 最安値」でもそれなりに検索結果は出てきていますが、他業界の、例えば「税理士 最安値」なんかで検索したときの検索結果に…

弁理士資格に価値はあるのかという話

弁理士資格に価値があるかないかといえばそれは当然あります。特許技術者のまま仕事をするのと弁理士として仕事をするのは当然違います。それは大前提としながらも、弁理士資格の価値はどうやらずるずる下がりつつあるなあというのを感じます。 弁理士資格の…

civil lawとcommon law、そして特許審査

タイトルが非常に地味になってしまうので、「日米法制度比較」とか「審査方針の決まり方」みたいなものが若干脳裏をよぎりましたが、あまりに大風呂敷になるので、この辺にしました。 civil lawとかcommon lawとか言っても、こっちは弁護士さんではないので…

弁理士にとっての法律事務所

弁理士・特許技術者は企業勤めもありますが、一番一般的なのは特許事務所で働くということです。その特許事務所に混じって法律事務所というものがあります。 しかし特許業務を多く扱うところに限ると、名前が法律事務所と言っても実質的には特許事務所という…

この時期の口述試験(弁理士)対策

さて弁理士試験も必須の論文試験が終わり、大半の選択科目がない人は、ここで一息というタイミングと思われます。その一方で、各受験機関は、これからは口述対策の時期だとそういう煽りをはじめているような、そんな時期です。 そもそも選択科目も終わってい…

特許についての価格以外の価値

自社商品をアピールする上で価格にフォーカスするのは下の下策と一般的に言われます。その商品そのものの魅力をアピールするというのが広告宣伝の本質的意味な訳で、食べ物だったらおいしさ、家電製品だったら便利さ、いすやベッドなら快適さでしょうか。と…

弁理士登録番号が20000番間近

登録番号が12000とか14000とかそのあたりを越えてから合格者数の大幅増加が始まり、1000人近い登録者が毎年発生するようになりました。なので近年の弁理士登録者は同期合格に1万何千のきり番ゲットという人が毎年いる状態なのではないかとそう思われます。 …

口述試験の合否は8月末まででほぼ決まる

時期的に弁理士試験関連の話題かなあということで、論文試験を受けた人は一旦小休止のタイミングになると思います。選択科目はこれからが佳境なので休んでられないですけどね。 じゃあいつ頃から口述試験の勉強を始めるかですが、口述試験直前の追い込みとい…

平成26年弁理士論文試験(必須)が終わる

なんかここんとこアクセス数が減ってるなと思いきや、今日は2014年弁理士試験の2次試験、論文試験の日です。そういえば短答試験の前もアクセス数が減りました。基本的にここ見に来るのは受験生が一番多いのかなと、そんな数字が出ています。 短答突破か免除…

安倍内閣の支持率は48%で、初めて5割を切る

ヤフーのトップがこれだったので取り上げてみます。 「読売新聞社は2~3日、集団的自衛権の行使を限定容認する新たな政府見解の閣議決定を受け、緊急全国世論調査を実施した。 安倍内閣の支持率は48%で、前回調査(5月30日~6月1日)の57%から…

弁理士・技術者と比較した特許事務の定着率

アクセス履歴を見ていると、技術者だけでなく特許事務に関して調べてくる人もいるみたいなのでその辺も触れてみます。以前からの記事に書いたとおり、特許事務所の働きやすさの最重要指標は所員の定着率だと考えています。 ある特許事務所で給料が全体的に高…

マクロの景況感と特許事務所の景気

3月に消費税導入後の景況分析がどうなるか不安という話を書いていたのでその辺改めてまとめ直してみます。 結果的に消費税導入に伴って景気が大きく悪化ということはなかったように思われます。以前の消費税導入または増税の時には、景気縮小の緩和措置をあ…

弁理士試験短答合格者統計(平成26年度)

2014年の弁理士試験短答合格者統計が出ました。 http://www.jpo.go.jp/oshirase/benrishi/shiken/h26toukei/index.htmlhttp://www.jpo.go.jp/torikumi/benrishi/benrishi2/pdf/h26_benrisitoukei/tantou_goukakusha26.pdf 短答合格者の数字としては実は昨年…

ワールドカップの予想と結末

ワールドカップ本戦はこれからは佳境ですが、日本代表は敗退したので日本におけるワールドカップ熱は特段盛り上がることなくこれで終了です。今回、本田や香川、遠藤がいまいちである、そしてこれと言って新しい戦力が台頭していない、ということでとりあえ…

塩村文夏都議と鈴木章浩都議のセクハラやじ問題

一応話の顛末はというと、東京都議会で晩婚化対策の質問をした塩村文夏議員に、「早く結婚したほうがいいんじゃないか」「産めないのかなどとセクハラとも取れるヤジを、自民党会派の鈴木章浩議員が放ったことに対して、塩村議員が泣き出した、という案件で…

特許事務所に転職した後のこと

まあ特許業界、転職は多く、経験者の場合は仕事の内容も抜本的に一から出直しという訳ではありません。とはいえ、入ったときは新入りです。所内フローやらデータはどこにあって、所内ルールはどうなって、もちろんクライアントの癖も違ったりします。入った…